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2026年5月の展覧会
愛知県立大学・愛知県立芸術大学研究交流展示
「よみがえる屏風・絵巻の世界」
このたび、サテライトギャラリーSA・KURAにおいて、愛知県立大学・愛知県立芸術大学研究交流展示「よみがえる屏風・絵巻の世界」を開催いたします。
本展覧会は、愛知県立大学と愛知県立芸術大学の研究交流展として、両大学で協働した今治市河野美術館蔵「平家物語下絵小図絵巻」の復元絵巻と、愛知県立芸術大学で制作された復元本「石山寺縁起絵巻画中画浜松図屏風」と復元本「月次祭礼図屏風」を同時に公開するものとなります。これらの復元模写による絵巻や屏風の制作は、それぞれ下絵や模本、画中画などにより、絵から絵へと継承された文化の痕跡をよみがえらせる試みです。
物語、下絵、画中画、模本など、実物が遺されなかったさまざまな文化継承の記憶を可視化する試みとして、よみがえったやまと絵屏風や絵巻の世界と、その制作に関わる資料を展示します。
《研究概要》
「平家物語下絵小図絵巻」は、松平定信が制作を指示した絵巻の下絵ですが、残念ながら下絵しか遺されていません。復元では下絵にある指示書きや描写を読み解き、発注者である松平定信が志向した画風の再現を試みました。また「平家物語下絵小図絵巻」は、古画の模倣として室町時代の「石山寺縁起絵巻」の作風に通じることが判ってきましたが、この「石山寺縁起絵巻」に描かれた画中画のやまと絵屏風を再現したものが、復元本「石山寺縁起絵巻画中画浜松図屏風」です。画中画として絵巻の中に現れながらも、現代には伝わらない雲母地屏風の技法復元を試みたものになります。そして復元本「月次祭礼図屏風」の原本は、室町幕府が主導した祭礼を、江戸時代に模本として記録したものであり、当時の祭礼行事の作例や記録を紐解きながら、彩色の復元を試みました。
【会 期】 2026年5月30日(土)~6月21日(土)
※月曜・火曜休廊
【開廊時間】 12時00分~19時00分
【入 館】 無料
【会 場】 愛知県立芸術大学 サテライトギャラリー SA・KURA
〒461-0005 名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1階
【お問合せ】 愛知県立芸術大学 芸術情報・広報課 ℡.0561-76-287
関連企画・シンポジウム
「よみがえる屏風・絵巻の世界―主題・表現・技法の継承—」
【日 時】 2026年6月14日(日)13:30~16:00
【会 場】 愛知県立大学・愛知県立芸術大学 サテライトキャンパス
〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいち15階
林 玲翔・的野 仁紀・山本 将吾
「α」
アルファ(α)は「始まり」を示す記号だが、本展ではそれを、すでにある言語や制度の中から立ち上がる新たな起点として捉える。私たちの理解には常に誤読や解釈のずれが含まれており、その揺らぎこそが意味を生み出す契機となる。参加作家たちは、言語や制度を否定するのではなく、その隙間に目を向け、新たな読み方や関係性を引き出していく。繰り返されてきた世界の中で、「ここから始める」ことを問い直す展示である。(林 玲翔)
【会 期】 2026年6月27日(土)~7月19日(日)
※月曜・火曜休廊
【開廊時間】 12時00分~19時00分
【入 館】 無料
【会 場】 愛知県立芸術大学 サテライトギャラリー SA・KURA
〒461-0005 名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1階
【お問合せ】 愛知県立芸術大学 芸術情報・広報課 ℡.0561-76-287
【レセプション】2026年6月27日(土) 17時00分~18時30分
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林 玲翔│Rioka HAYASHI
1999 愛知県生まれ
2022 愛知県立芸術大学 美術学部 油画専攻 卒業
2024 愛知県立芸術大学 大学院 美術研究科 美術専攻 油画・版画領域 修了
【主な展示歴】
〈個展〉
2023 「 world」 ZeroBase神宮前(東京)
〈グループ展〉
2024 「 Beyond A and Z」国際芸術祭「あいち」芸術大学連携プロジェクト アートラボあいち(愛知)
2024 「 2023年度第 4期コレクション展」愛知県美術館(愛知)
2023 「世界分割線」西武渋谷店 美術画廊(東京)
2023 「 ARTISTS'FAIR KYOTO 2023」京都新聞ビル地下 1 階(京都)
2022 「 shift」林玲翔 / 山本将吾 市民ギャラリー矢田(愛知)
【活動歴】
2024 愛知県立芸術大学令和 5年度優秀学生賞
2023 第二回 anonymous collection 優秀賞
2022 三菱商事アート・ゲート・プログラム 2022 スカラシップ
【作家ステートメント】
認識の不確かさ・あいまいさ、無意識のうちにもっているモノ・コト・ヒトに対する固定観念や差別的なまなざしを
改めて体感する機会や場をつくるために制作している。
そのため既存のイメージを用いることが多く、日常にありふれたモチーフや美術史上の作品から引用している。
【参考作品】
画像左《 world》 撮影:城戸保
画像右《 puzzle》
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的野 仁紀│Hiroki MATONO
2023 武蔵野美術大学 卒業
2024 シラパコーン大学短期留学
2025 愛知県立芸術大学 大学院 美術研究科 美術専攻 油画・版画領域 修了
【主な展示歴】
2025 「群馬青年ビエンナーレ 2025」 群馬県立近代美術館(群馬)
2023 ジョージ 愛知県立芸術大学内学生会館 2階(愛知)
2022 ステンドグラス室 武蔵野美術大学課外センター(東京)
【作家ステートメント】
風景や記憶に対して、方法や量が質を変えることに動機があります。
特に、人工的な環境や力学的な作用が、他者との記憶をつくりうることに興味があります。
そのような変化が起こる以前の段階を、作品として再現したいと考えています。
【参考作品】
画像左《 Untitled (Mimosa, Tulip, Hyacinth)》
画像右《ジョージ》
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山本 将吾│Shogo YAMAMOTO
2000 長野県生まれ
2023 名古屋芸術大学 芸術学部 芸術学科 美術領域 洋画コース 卒業
2025 愛知県立芸術大学 大学院 美術研究科 美術専攻 油画・版画領域 修了
【主な展示歴】
〈個展〉
2026 「 one plus twelve , two plus eleven」愛知県立芸術大学サテライトギャラリー SA・ KURA(愛知)
2024 「書庫と境界」 ReTAiL(愛知)
2022 「 [ ]」 HEIGEN Gallery(愛知)
〈グループ展〉
2025 「愛知県立芸術大学卒業・修了制作展」 愛知県立芸術大学(愛知)
2024 「目の前の情報に恋して」 Marco Gallery PoP(大阪)
2023 「名古屋芸術大学卒業・修了展」名古屋芸術大学(愛知)
2022 「 shift」市民ギャラリー矢田(愛知)
2021 「 DELTA」 KAYOKOYUKI 駒込倉庫 Komagome SOKO(東京)
〈アートフェア〉
2024 「 ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」京都新聞ビル地下 1階(京都)
【作家ステートメント】
物体や事象の持つ内在的な性質や層の背後に潜む意味に着目し、それらに対して操作や変容を施すことで、通常は見過ごされる側面や概念を拡張・再構成し、鑑賞者に新たな視点や認識の可能性を提示する。
【参考作品】
《 No conclusion》